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資料
琉球大学医学部附属病院における女性勤務者の風疹抗体価の現状について
Antibody Titers of Rubella among All Female Medical Personnel Working in Ryukyu University Hospital
平良 玲子
1
,
喜屋武 剛義
1
,
上田 朝高
1
,
松井 克明
1
,
外間 政哲
1
Reiko TAIRA
1
,
Takeyoshi KYAN
1
,
Choko UEDA
1
,
Katsuaki MATSUI
1
,
Seitetsu HOKAMA
1
1琉球大学医学部附属病院検査部
1Dept. of Clinical Laboratory Ryukyu Univ. Hospital
pp.326-328
発行日 1983年3月15日
Published Date 1983/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917421
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はじめに
風疹は麻疹に似た急性伝染病であり,たとえ罹患したとしてもその大部分は軽症に経過して,障害を残すこともほとんどない.しかし,妊娠初期に罹患すると,母体に異常がなくても死産を起こしたり,未熟児や先天性奇形児の出産にかなり高率につながり,現在でも予防の困難な問題を抱えている.しかし,風疹に一度罹患すると終生免疫が獲得されるので,風疹の流行にはある程度の周期性がみられ,ここ1〜2年はその流行年に当たっているかもしれないと推測されている.そこで,われわれはその対策の一環として,琉球大学医学部附属病院の女性勤務者を対象に風疹抗体価を測定したので,その結果について報告する.
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