今月の臨床 産科外来検診マニュアル
妊娠初期
5.風疹抗体価の評価
干場 勉
1
Tsutomu Hoshiba
1
1石川県立中央病院
pp.468-470
発行日 1993年5月10日
Published Date 1993/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901260
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検診の手順と方法
妊婦の風疹に関する検診の目的は妊娠後の感染の発見と免疫保有状況の確認であり,後者は今後の感染の可能性とワクチン接種の必要性を検討するためのものである。
検査法は赤血球凝集抑制反応(HI)とELISAによる風疹ウイルス特異的IgM抗体測定が主である。風疹IgG抗体検査はHI法で偽陽性疑いや低抗体価のときに抗体の有無をELISAで調べるために用いる。
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