臨床検査の問題点・66
検査室における癌原性試薬
吉野 二男
1
,
片平 宏
2
,
平田 守男
3
1神奈川県立衛生短期大学
2神奈川県立成人病センター臨床化学検査室
3癌研臨床研究室
pp.978-983
発行日 1974年9月15日
Published Date 1974/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917354
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ここ数年来の臨床検査の大幅な進歩による診療面への貢献は大きい,しかし臨床検査において精密性,正確さ,能率化などについては注目されているが,他面の有害物質,あるいはひろく公害についてはどうだろうか.今回はこの側面に照明をあてつつ,最近話題になっている癌原性物質を中心に問題点を探る.
(カットはラットのローダミン液による人工癌の一例で,現在化学療法などの実験に供されている.)
Copyright © 1974, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.