グラフ
綿密な設計と豊富な設備—天理よろづ相談所病院の臨床病理部
山本 俊平
,
高橋 浩
pp.9-12
発行日 1967年1月15日
Published Date 1967/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917075
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経験と"かん"が診療になくては困ることは誰も知っている。われわれのいう臨床病理すなわち臨床検査がなければ,どうともならない段階に,現在の臨床医学が進歩したこともいう必要はない。当病院の建設,開始にあたっては関係した多くの人が,あらゆる部分について能うかぎりの配慮を行なったが,中でも臨床病理部,放射線部,手術部については綿密な考慮が加えられ,設備もされた。臨床病理部についていうならば,いかに設備がいき届いていても,実際に仕事をする技術者にその人を得なければ効果は乏しい。それで当病院では来年より技師学校を開設して人材の養成に努力する。写真撮影場所の選定およびその説明文については高橋浩臨床病理部長に任せた。
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