綜説
電気生理検査室の設計
樫田 良精
1
1東大病院中央診療部・中央検査部
pp.977-982
発行日 1966年10月15日
Published Date 1966/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917061
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最近の急速な医用エレクトロニクスの発達で臨床電気生理関係の検査に有用な機器はしだいに数を増しつつあるが,ルーチンの検査に最もよく用いられているものは心電図・心音図・脳波・筋電図である。ベクトル心電図・心臓カテーテル検査・超音波診断などはまだまだ一般的ではない。
これらの検査の中で,検査室の設計に特に注意を要するものを中心に述べて参考に供したい。それは医学とエレクトロニクス,さらに病院建築の3者にまたがるいくつかの間題を含んでおり,しばしばこの盲点がトラブルをおこすからである。
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