今月の主題 眼科画像検査―最近の進歩
話題
角膜内皮のスペキュラーマイクロスコピー
大原 國俊
1
Kunitoshi OHARA
1
1自治医科大学附属大宮医療センター眼科
キーワード:
スペキュラーマイクロスコピー
,
角膜内皮
,
細胞形態
Keyword:
スペキュラーマイクロスコピー
,
角膜内皮
,
細胞形態
pp.1343-1345
発行日 1993年12月15日
Published Date 1993/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916945
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1.はじめに
スペキュラーマイクロスコピー(以下,本法)は,角膜内皮細胞を観察する生体顕微鏡検査として開発された(図1).その利点は,角膜内皮の病変を細胞単位で直視することであり(図2),個々の細胞輪郭を観察し,その形態変化をコンピューターの画像処理で数値化して評価することができる.本法は非侵襲的な臨床検査法で,同一眼で繰り返し検査を行うことが可能であり,特定の単一細胞形態の経時変化をも調べることができる.
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