グラフ
健康管理に奉仕する検査室—松下電器健康管理センター
北川 幸司
,
小谷 睦美
,
井尻 襄次郎
pp.865-872
発行日 1965年10月15日
Published Date 1965/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916587
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松下電器健康管理センターは松下電器で働く人は勿論のこと,従業員家族をふくめて当社に関係のある人すべての予防医療を中心とした健康管理に奉仕するために発足した機関です。即ちこのセンターは,6万人従業員の就業する各事業場に配置した健康管理室(フアーストエイドと第一次スクリーニング)の精密検査,最終診断機関として,また,4万人の家族の診断検査,保健相談機関として,受診者が各階を移動するにしたがい,各種検査が順序よく行なわれるよう,仕組まれています。
したがって確定診断までの各種検査を行なって,ボーダーラインケースの観察,保健指導,管理を行ない,要治療者は,検査資料と共に松下病院などの治療機関へ移行させ,治療をうけさせる。治療後は,復職判定を経て,再びセンターの管理下におき,予後管理を加えて,社会復帰をうながすわけです。
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