特集 血液検査の問題点
22 骨髄像検査の問題点
天木 一太
1
1日大・萩原内科
pp.1002-1007
発行日 1968年12月1日
Published Date 1968/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916560
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はじめに
Arinkinが1929年胸骨穿刺法を考案し,骨髄像の観察が日常検査として容易に行ないうるようになってから,ほぼ40年になった。この間,この方法は広く普及し,血液学の進歩,血液疾患の診療に果たしてきた役割は,はかり知られないものがある。しかし,この検査には,いろいろと問題点があって,かなり気をつけて実施しないと,その価値が著しく低下する。むしろ,申し分なくよく実施されることのほうが少ないのではないかと想像される。
次に,いろいろの問題点をあげ,それについての対策を述べてみる。なお,文献では太田1)のものが詳しい。
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