特集 血液検査の問題点
16 血液凝固測定の問願点・2—トロンボプラスチン形成試験とその問題点
松岡 松三
1
,
水品 輝夫
1
,
渡部 透
1
1新潟大松岡内科
pp.959-962
発行日 1968年12月1日
Published Date 1968/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916552
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Biggs,Douglas & Macfarlaneら(1953)1)により考案されたトロンボプラスチン形成試験,thromboplastin generation test(TGT)は,内因性トロンボプラスチン活性を,試験管内にて測定する方法であって,血液中にて活性トロンボプラスチンが形成される状況を知るすぐれた方法である。本法は,血友病A,Bの鑑別と,第XI,XIIM因子欠乏症の診断のみならず,血小板機能を知る検査法として広く応用できる。
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