特集 小児の検査
乳児の糞便所見
本間 道
1
1東京警察病院小児科・東大小児科
pp.653-658
発行日 1967年9月15日
Published Date 1967/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916201
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はじめに
乳児の糞便につき,消化の程度,色,下痢便,細菌学的所見などを具体的に説明するのが本文の目的である。
乳児の糞便はただ肉眼でみることによって消化管の機能を臨床的に大まかに判定することができる。同時に臭をかいでみることが大切である。このような観察は,ベッドサイドで,排泄されたものについてただちに行なわれるべきであり,小児科医はそのように訓練されている。必要に応じては,採便管でとって,ただちにその性状をみることもある。
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