発行日 1966年3月15日
Published Date 1966/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915918
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はじめに
医学技術者が医師剖検担当者に協力して実際はたしている業務内容については,特にとりきめや規定がなく,各病院や剖検室によってそれぞれ多種多様というのが現状である。したがって病院の習慣,剖検室の設備環境,剖検担当者の人員,能力によって仕事の範囲がかなり変動する。
また当然のことながら研究面に重点をおく大学や病院の病理解剖の場合と,直接死因の発見および多数の剖検処理に主眼をおかねばならない行政解剖との間にみられる介助内容の大きな違いは,剖検それ自体の目的によって剖検介助者に対する仕事内容への要求度も,大きく異なってくることを物語っている。
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