特集 日常検査法の基礎知識と実技
細菌学
各種細菌の同定検査—化膿球菌の同定検査
善養寺 浩
1
,
大久保 暢夫
1
1東京都立衛生研究所細菌部
pp.1128-1135
発行日 1965年12月10日
Published Date 1965/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915840
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化膿を広義に解釈すれば,ある種のグラム陰性桿菌も起炎菌のなかに含めなければならないが,通常の化膿性炎の原因菌として重視されるのは,ブドウ球菌とレンサ球菌であり,化膿巣の病原検索の対象としては,原則としてこの両球菌があげられる。したがって,この項ではブドウ球菌ならびにレンサ球菌の検査から同定までの要領について述べる。
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