カラーグラフ
骨髄の血液像(1)
小宮 正文
1
,
金田 圭子
1
1東京医科歯科大学病院第一内科
pp.92-93
発行日 1965年2月15日
Published Date 1965/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915711
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骨髄像をみることで末梢血液の変化を造血器の変化として確めたり,末梢血液で発見できなかった造血器疾患の診断を下すことができる。正確な診断のためには骨髄穿刺技術の他にまず適切な材料を作ることが大切である。骨髄は末梢血と異り細胞成分・脂肪が多く粘稠なため,細胞数算定時,メランジュールに穿刺液を吸いこみにくく又薄く塗抹をすることにもなれる必要がある。その他標本の取扱い,染色など末梢血と同様である。このほか組織破片の伸展標本・切片標本も作成する。骨髄に著変を示す血液疾患の一部を掲載する。
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