今月の主題 生理検査
総説
肺表面張力
徳田 良一
1
1獨協医科大学・第1内科
pp.1141-1148
発行日 1980年10月15日
Published Date 1980/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915592
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肺表面張力はvon Neergaard1)の研究に始まり,その後Clements2)やBrown3)及びPattle4)らによって肺surfactantの存在及び重要性が理論的に解明され,また同時にKlaus5),Brown6)及びBuckingham7)らによって,この肺surfactantはレシチンに富むリポ蛋白であることが見いだされ,しだいに肺生理分野で重要な位置を占めるようになった.また病態生理機構の究明は,肺surfactantの面からも解明されつつある.
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