今月の主題 生理検査
カラーグラフ
ニューロパチーの組織像
大田 典也
1
1九州大学・脳研神経病理
pp.1112-1114
発行日 1980年10月15日
Published Date 1980/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915588
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ニューロハチーにおいて,生検ないし剖検材料を形態学的に検索するうえで最も障害となるのは神経線維が細いことである.すなわち,通常のパラフィン包埋,ヘマトキシリン・エオジン染色では異常所見が判断し難いことが多い.近年,電子顕微鏡の導入によりこれが可能となり,新知見が加えられた.ここでは,非特異的ではあるが通常よく経験される軸索変性と節性脱髄及び肥厚性変化を述べ,非常にまれではあるが特異的な病変を列挙した.
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