Japanese
English
研究
血液ガス微量測定の問題点
Some Problem in Microanalysis of Blood Gas.
藤川 淳策
1
,
大塚 勲
1
,
宮坂 勝之
2
,
三川 宏
2
Junsaku FUJIKAWA
1
,
Isao OTSUKA
1
,
Katsuyuki MIYASAKA
2
,
Hiroshi SANKAWA
2
1国立小児病院研究検査科
2国立小児病院麻酔科
1Central Clinical Laboratory, National Children's Hospital
2Dept. of Anesthesiology, National Children's Hospital
pp.933-935
発行日 1979年9月15日
Published Date 1979/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915200
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緒言
新生児,未熟児において血液ガス,酸塩基平衡の測定は重要な検査の一つである.呼吸管理や重症の酸塩基平衡障害の治療に必須である.今日これらの測定方式は電極法が多く用いられている.PO2,PCO2,pH測定用の電極は同一装置に組み込まれ,同時に測定される.しかも自動化,微量化され,少量の検体で短時間に測定されるようになった.
新生児,未熟児では多量の血液試料を採取することは困難である.したがって微量の検体てより正確な測定値が要求される.しかしながら微量測定された血液ガス分析値は,その評価に際して問題はないであろうか.著者らはこの点に関して若干の検討を行ったので報告する.
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