臨床化学分析談話会より・62<関東支部>
新しい精度管理の展開—患者の個別データを用いての試み
仁科 甫啓
pp.1448
発行日 1978年11月15日
Published Date 1978/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914946
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第214回臨床化学分析談話会関東支部例会(1978.7.18)は東大薬学部記念講堂にて"個別データの精度管理の新しい展開"と題して,浜松医大 菅野剛史先生,鳥取大ステロイド研 臼井敏明先生(現 長崎大医学部教授),東大工学部 久米均先生に話題提供していただいた.
菅野先生は現在もっぱら行われている分析法自体の精度管理,特にX-R管理法の功績について述べられるとともに,従来のX-R管理法では解決され難い幾つかの問題点を挙げられ,特に大型自動分析装置の非常な普及によって,従来とられてきた精度管理法と違ったやり方,非常に早いレスポンスの精度管理の採用,特にコンピューターを利用した管理法の展開の必要性を強調された.
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