臨床化学分析談話会より・58
臨床検査技師の卒後教育の試み—臨床化学基礎講座(第1回,第I期)を終わって
溝口 香代子
pp.753
発行日 1978年7月15日
Published Date 1978/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914807
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臨床化学分析談話会は日本臨床化学会の下部組織として,各支部で例会,セミナーの開催など独自の教育活動を行っている.この支部活動のほかに,従来から臨床検査技師の組織的な卒後教育が要望されてきた.卒後教育としては,①新人〜2,3年生を対象にしたもの,②中堅層を対象とするもの,③指導者層を対象にするもの,などの段階が考えられるが,今回は日常検査の中心的担い手であり,次期指導者である②の中堅層(臨床化学経験4年以上)を対象とした臨床化学基礎講座を企画した.講座は全Ⅲ期より構成され,各期10回のシリーズとし,第Ⅰ期は酵素を中心としたシリーズ,第Ⅱ期は分析技術,第Ⅲ期は各論で,臨床評価を含めた内容とする予定である.
第Ⅰ期は1978.1.14〜3.25の毎土曜日,慶大医学部で開講された.各回の講義内容の要約は次のようなものであった.
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