新しいキットの紹介
"γ-GT new"によるγ-Glutamyl Transpeptidase測定法の検討
寺岡 弘平
1
,
川岸 洋子
1
,
寺畑 喜朔
1
1金沢医大病院中央臨床検査部
pp.433-436
発行日 1978年4月15日
Published Date 1978/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914726
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(1)基質としてL-γ-glutamyl-3-carboxy-4-nitro-anilideを使用し,AKESによる血清γ—GTPの初速度分析を試みた.
(2)測定操作が簡単で,精度の良いデータが得られた.
(3)再現性は日差変動にして4.86%以下であり,従来法との相関関係においても回帰式y=1.066x+0.063と優れている.
(4)血清及び試薬量が微量で,1時間当たりの検体処理数は80検体であった.
(5)ヘモグロビンの影響は高単位活性(300U/l)ヘモグロビン濃度200mg/dl以上において現れた.また,ビリルビンの影響はほとんどないが,低活性値の検体に注意を払う必要がある.
(6)血清γ-GTPとその臨床的意義を検討した.
(7)血清γ-GTPの正常値の検討を行った.
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