カラーグラフ
—JB-4・Methylmethacrylate・Divinylbenzene(JMD)包埋による—生検組織標本作製法
瀬野尾 章
1
,
渡辺 斉
1
,
土井 優子
1
1秋田大学第1病理
pp.1530-1531
発行日 1977年12月15日
Published Date 1977/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914604
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生検材料の病理組織診断には,光顕の一般・特殊染色はもちろん,組織化学的,酵素組織化学的,免疫組織化学的,更には電顕的検索が不可欠となる場合が少なくない.しかしながらこのような多くの検索を同時に行うことは,材料の量的問題や各々の標本作製過程の違いなどにより困難な場合が多い.我々は,炭水化物を固定し,樹脂系包埋剤を用い,低温で重合させることにより,1回の生検でしかも1個のブロックから上述の多岐にわたる検索の可能な新しい標本作製法を開発したので,この方法により得られた標本の一部を供覧する.
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