新しい機器の紹介
白血球形態自動分類装置"ヘマトラック"の検討
永野 貞明
1
,
高田 由紀子
1
,
清水 静夫
1
,
三村 幸一
1
,
松岡 瑛
2
1兵庫医科大学病院中検
2兵庫医科大学病院・臨床病理
pp.782-785
発行日 1977年7月15日
Published Date 1977/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914422
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緒言
血球の形態学的観察は諸種疾患に関連して血球計量と相まって極めて主要な検査である.しかしその検査の手段は目視であるため,量的処理に限界がある.また,得られる情報の再現性の悪いことも諸家の認めるところである.
近年,臨床検査の自動化が特に臨床化学を中心に推進され,省力化と精度の向上に貢献してきたが,形態検査についても細胞化学的方法及びミニコンピューターを用いた映像情報処理の二つの計測原理を基とした数機種が開発され注目されている.
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