カラーグラフ
新しいペルオキシダーゼ染色法
新谷 和夫
1
1関東逓信病院血液学検査科
pp.700-701
発行日 1977年7月15日
Published Date 1977/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914404
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血球のペルオキシダーゼ染色にはベンチジンが広く用いられてきたが,製造工場で膀胱癌多発の傾向が指摘され,我が国でも労働安全衛生法,同施行令により1972年10月以降その製造,使用は禁止されている.そこでベンチジン以外の物質による染色法が研究されてきたが,今回はその代表的なものを急性骨髄性白血病骨髄標本と慢性骨髄性白血病末梢血標本に適用し比較検討してみた.手技に不慣れな点があり,本来の効果が出ていない場合もあるかと思われるが,詳細は文献を参照されたい.なけカラー写真は各法とも左に慢性骨髄性白血病例,右に急性骨髄性白血病例を配置した.
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