今月の主題 透析と血漿交換
技術解説
透析に必要な検査機器とその取扱い
猪 芳亮
1
,
鈴木 民子
1
Yoshisuke INO
1
,
Tamiko SUZUKI
1
1国立東京第二病院内科
pp.1421-1428
発行日 1987年11月15日
Published Date 1987/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913503
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末期腎不全に陥ると,内部環境恒常性維持機構の破綻をきたし,全身のさまざまな機能が障害される.透析療法は,腎の働きの一部を代行するのみである.透析療法の長期化に伴い,さらにいろいろな問題点が出てきている.透析に必要な検査を,患者の病態に関するもの,透析に関連する生体影響因子,透析機器管理に関するものおよびコンピュータ,にわけて述べた.
言うまでもなく,透析に必要な検査項目とそれらの検査機器となると,多部門にわたり,おびただしい数となる.機器については,透析施設にとって必要性の高いものと,そうでないものにわけ,一覧表を作成した.
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