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資料
福岡県で見出された東洋眼虫の人体寄生例
A Case of Human Thelaziasis Found in Fukuoka Prefecture
宮原 道明
1
,
松井 孝夫
2
,
日吉 康子
2
Michiaki MIYAHARA
1
,
Takao MATSUI
2
,
Yasuko HIYOSHI
2
1九州大学医療技術短期大学部
2大島眼科病院
1School of Health Sciences, Kyushu Univ., Fukuoka
2Ohshima Opthalmology Hospital, Fukuoka
pp.1011-1013
発行日 1987年9月15日
Published Date 1987/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913414
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はじめに
東洋眼虫(Thelazia callipaeda)は,主にイヌ,ネコ,ウサギなどの眼球およびその付属器に寄生する小線虫であるが,ときおりヒトにも寄生して,いわゆる東洋眼虫症を発症する.わが国における症例の多くは熊本,宮崎,大分の九州3県から報告されているが1),福岡県からの報告はない.今回われわれは福岡市内で感染したと思われる人体寄生例に遭遇したので,その概要を報告する.
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