特集 先端技術と臨床検査
Ⅴ生体機能と測定技術
6バイオリアクター
村地 孝
1
Takashi MURACHI
1
1京都大学医学部臨床検査医学教室
pp.1337-1342
発行日 1986年11月1日
Published Date 1986/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913150
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●はじめに
バイオテクノロジーは科学と生産との間にある技術であり,①遺伝子工学,②細胞工学,③バイオリアクターの3本の柱から成り立つと考えてよい.このうち,遺伝子工学や細胞工学は,生物科学に直接つながった基礎的・実験的技術であり,これを生産(または分析のような,これに直結した手段も含む)につないでゆく応用技術の主要なものが,バイオリアクター技術である.
医療の領域にも分析を含む多くの応用的・生産的技術革新が進行しているが,この章で述べようとする「診断用バイオリアクター」もその一例である.
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.