Japanese
English
研究
リンタングステン酸処理によるHolzer染色の検討
Study on Holzer Stain Phosphotungstic Acid
近藤 ひろみ
1
,
山下 つやこ
1
,
羽賀 千恵
1
,
松下 正明
1
Hiromi KONDO
1
,
Tsuyako YAMASHITA
1
,
Chie HAGA
1
,
Masaaki MATSUSHITA
1
1(財)東京都精神医学総合研究所神経病理
1Dept. of Neurophathology, Psychiartric Research Institute of Tokyo
pp.900-903
発行日 1986年8月15日
Published Date 1986/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913044
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はじめに
神経グリア線維の染色として一般的に用いられているHolzer染色1)は,1921年にHolzerによって考案された.現在行われている原法のほかに1973年佐伯らにより改良された佐伯変法3)がある.
この方法は過マンガン酸カリウムとシュウ酸による酸化還元処理を行い染色性を高め,色素をアルコール・クロロホルム溶液から80%アルコール溶液に変えることにより切片の乾燥を防ぎ色素顆粒の沈着などを防ぎ,操作を容易にしたものである.
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