シリーズ・生体蛋白質の検査法・5
ビウレット法による定量
菅原 潔
1
Kiyoshi SUGAWARA
1
1茨城大学農学部農芸化学科生物化学講座
pp.514-520
発行日 1986年5月15日
Published Date 1986/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912955
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名称の由来
蛋白質のアルカリ性水溶液に硫酸銅を加えると,蛋白質—Cuの錯化合物を形成し,このものが紫紅色ないし青紫色を呈する.尿素を加熱するとビウレット(図1—a)が得られるが,このものが同じ反応を示すことからこの名があり,古くから蛋白質の定性反応の一つとして知られている.
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