技術講座 生化学
血清総蛋白(TP)測定—教育現場で教えるビウレット法のポイント
伊藤 昭三
1
1新渡戸文化短期大学臨床検査学科
pp.578-584
発行日 2015年7月1日
Published Date 2015/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205961
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Point
●ビウレット法は終点分析法(end point assay)の1ポイント法(one step assay)で操作が簡便です.また,測定波長が可視部領域にあるため呈色性がわかりやすい検査です.
●ビウレット法は検体採取(ピペッティング)以外のバラツキが小さい検査ですので,操作の熟練度がわかりやすく,臨床化学検査学のなかで検査手技の基本になる検査です.
●ビウレット法は血清中の蛋白質が異なっていても呈色率が変わらず,蛋白質量(ペプチド結合量)に比例します.
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