シリーズ・生体蛋白質の検査法・1
臨床診断における体液蛋白質の定量法とその将来
滝沢 徳正
1,2
,
山内 惇一
3,1
,
堀尾 武一
1
Norimasa TAKIZAWA
1,2
,
Jun-iti YAMAUTI
3,1
,
Takekazu HORIO
1
1大阪大学蛋白質研究所酵素反応学部門
2(株)ヤトロン
3オリエンタル酵母工業(株)
pp.57-64
発行日 1986年1月15日
Published Date 1986/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912858
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はじめに
蛋白質に限らず,生体に存在する物質の定量は,臨床診断だけでなく,一般の生化学を含むすべての自然科学において,存在価値の根幹を形成する基本理念の一つである.臨床診断においては,ヒトという個体を扱う学問である性質上,生体に存在する物質(生体成分)の定量値は,ほとんどの場合において,濃度で表示されるか,あるいは,その努力がなされる.
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