シリーズ・癌細胞診・11
消化器癌
猪狩 咲子
1
Sakiko IGARI
1
1福島労災病院第2内科
pp.1693-1696
発行日 1985年11月15日
Published Date 1985/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912809
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消化器癌範囲は広く,口唇から肛門までの消化管癌と,肝,胆,膵の癌とを含み,細胞形態も部位により異なる.細胞採取方法も内視鏡下生検塗抹法,内視鏡下ブラッシまたはスポンジ擦過法,穿刺吸引法などがある.近来消化管では内視鏡の発達により組織採取が容易となったため,細胞診は衰え,代わってエコーガイド下の肝,胆,膵の穿刺吸引細胞診が盛んに行われるようになってきた.以下,主な部位の癌細胞の特徴について簡単に述べる.
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