今月の主題 レーザーと臨床検査
検査と疾患—その動きと考え方・81
早期胃癌—レーザーによる癌の診断と治療
崎田 隆夫
1
,
福富 久之
1
,
川北 勲
1
,
中原 朗
1
Takao SAKITA
1
,
Hisayuki FUKUTOMI
1
,
Isao KAWAKITA
1
,
Akira NAKAHARA
1
1筑波大学臨床医学系 内科学
pp.1013-1018
発行日 1983年9月15日
Published Date 1983/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911970
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はじめに
レーザー光は単一波長で位相もそろっており,単色性,可干渉性,高輝度性などの面で自然光にはない優れた性質を有している.これらの特性を利用して,医学の各分野に応用されつつある.
近年,胃癌,肺癌,肝癌などの診断と治療に対してレーザー内視鏡が注目を浴び,各施設で研究が進められ,一部の治療に関しては臨床面で使用されているが,癌の診断への応用はまだ基礎的研究の成果をまたねばならない.
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