資料
新しい測定機構による自動血球計数器ヘムメーター
新谷 和夫
1
,
菅沼 清
1
1関東逓信病院血液学検査科
pp.232-236
発行日 1982年2月15日
Published Date 1982/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911488
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はじめに
自動血球計数器は,血球検出の原理から光学的検出法と電気的検出法の二種に大別されるが,いずれも再現性および能率の向上という点で血液検査室に対して大きな貢献をしてきた.ただし,従来の自動血球計数器は中央検査室制度を意識した設計で,病院内でもベッドサイド,夜間や急患対応用としては多くの問題があった.また一部では,自ら小型計数器を購入して測定する開業医もあったが,多くの開業医は検査センターへ検体を送らざるをえないのが実情であった.
最近,このような自動血球計数の隘路打開を目的とした新しい測定原理によるヘムメーター注1)が発表されたので,このプロトタイプに関する実験データについて報告する.
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