負荷機能検査・24
成長ホルモン分泌機能検査
斎藤 史郎
1
,
近森 一正
2
1徳島大学病院検査部
2徳島大学第2内科
pp.1622-1628
発行日 1981年12月15日
Published Date 1981/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911439
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ヒト成長ホルモン(GH)は191個のアミノ酸から成るペプチドで,成長促進,蛋白合成促進,脂肪分解促進などの作用を有する.
下垂体からのGHの分泌は,視床下部のGH放出促進因子(GRF)とGH放出抑制因子(GIF,ソマトスタチン)の両者により調節されている.このうち,GRFの構造はまだ不明であるが,ソマトスタチンの構造と生物活性は既に明らかにされている.GHとソマトスタチンの分泌調節には,脳内アミンをはじめ諸種の神経ペプチドが関与しているが,GHの分泌を直接的または間接的に促進または抑制するものとして,表のような種々の因子及び疾患が知られている.
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