今月の主題 膵疾患
臨床検査の問題点・139
膵・胆道系細胞診
春日井 達造
,
土井 久平
pp.522-527
発行日 1981年5月15日
Published Date 1981/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911232
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胃の細胞診は内視鏡やファイバースコープの台頭により影が薄れてきたが,膵・胆道系の診断では細胞診の役割は大きい.わずか12μmぐらいの癌細胞を見付ける細胞診では,その採液部位とともに標本作製の良否が診断の鍵となる.そこで,採液後の検体をいかに細胞変性を起こさせずに処理するか,具体例を挙げて検討する.
(カット写真は,セクレチン刺激による内視鏡的直接採取膵液の膵癌細胞.Papanicolaou染色,×400)
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