臨床化学分析談話会より・25<関東支部>
測定法改正は慎重であれ—Reitman-Frankel法はなぜいけないか
野間 昭夫
pp.1015
発行日 1975年9月15日
Published Date 1975/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542909106
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第183回分析談話会関東支部例会(1975.5.20)は東大薬学部講堂において開催された.奇態に火曜日というと雨が多いのであるが,当日は五月晴れで,新年度ということと,テーマの関係とで,出足良好で,講堂はほとんど満員という盛況であった.
今年度の新しいテーマである"なぜいけないか,本当に良いのか"シリーズの第1回目として,各検査室で最もなじみの深いトランスアミナーゼを取り上げ,Reit-man-Frankel法とUV法のそれぞれの長所,短所などに焦点を合わせた会合であった.まず検査法の見地から慶大菅野剛史先生,次いで臨床的見地から東大一内鈴木宏先生が講演され,その後討論に入るきっかけとして虎の門病院中山年正先生が話をされた.3人の先生方の講演およびその後の質疑応答をまとめてみると,次の3〜4点に要約することができる.
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