新しい機器の紹介
網状赤血球算定用キャピロットの使用経験
勝田 逸郎
1
,
山川 利邦
2
1名古屋保健衛生大病院臨床研究検査部
2名古屋衛生技術短大
pp.201-203
発行日 1975年2月15日
Published Date 1975/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908882
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はじめに
1907年,A.Cesaris-DemeiはBrilliantcresyl blue(BCB),New methylene blue (NMB)などの塩基性アニリン色素で緑青色に染まる物質を赤血球中に観察し,これをSubstantia granulofilamentosaと名付けた.次いでKrumbharrは1922年,この赤血球を網状赤血球(Reticulocyte)と名付け,今日に至っている.
網状赤血球の算定方法は表1に示したように湿潤法と乾燥法があり,それぞれ一長一短がある.今日ではこれらの方法のうち乾燥法であるBrecher法,およびHeil-meyer-Begemann法が推奨され,多く用いられている.
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