特集 日常臨床検査法
Ⅴ.細菌
2.分離培地の選択—1)嫌気性菌
鈴木 祥一郎
1
,
二宮 敬宇
1
1岐阜大・微生物学
pp.1507-1509
発行日 1974年12月25日
Published Date 1974/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908816
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近時,嫌気性菌の分離を実施する臨床細菌検査室がふえていることは非常に喜ばしい.臨床材料から初めて嫌気性菌を分離しえた時のうれしさはまた格別である.これを機に,"嫌気性菌ではないか"という目をもって臨床材料に接するはずである.このような態度が嫌気性菌の分離率を高めるのである.嫌気性菌の研究は,最近になって早いテンポで進み始めてきたので,機会あるごとに新しい知見を吸収するように努められたい.
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