新しいキットの紹介
赤血球凝集反応によるα-フェトプロテイン測定法の検討
河合 忠
1
,
松田 重三
2
1自治医大臨床病理
2日大臨床病理
pp.1313-1318
発行日 1974年11月15日
Published Date 1974/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908757
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はじめに
胎児期に生理的に存在するα1-Fetoprotein (以下α-Fp)は生後間もなく消失し,以後健康人には証明されないが1),ある病的状態において再び出現することがわかってきた.
特にAbelev2)およびUrielら3)などによる広範な検索の結果,ヘパトーマ患者に高頻度に検出されることが報告され,α-Fpはヘパトーマに特異的な病的タンパクとして注目されるようになった.
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