新しい機器の紹介
ベックマングルコース分析計(Beckmann Glucose Analyzer)による血糖・尿糖の測定について
松尾 武文
1
,
石浜 義民
1
,
佐々木 茂生
1
1兵庫県立淡路病院臨床検査部
pp.772-774
発行日 1974年7月15日
Published Date 1974/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908608
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はじめに
緊急検査としての血糖検査は,治療内容を左右する性質のものであり,多数検体の同時処理方式よりも少数検体のくり返し測定が容易な方式が好ましい.この目的で,ブドウ糖酸化酵素を用いたDextrostix法が開発されており専用の反射計もあるが1),測定値は半定量的な結果であると考えられている.
私どもは,除タンパク操作が不要で,しかも検体を直接ブドウ糖酸化酵素と作用させてブドウ糖濃度を測定する酸素電極法2,3)を原理としたBeckmann Glucose Ana-lyzer (ERA-2001型)を用いて検討を行ったので以下に述べる.
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