カラーグラフ
尿検査に及ぼす薬剤干渉
猪狩 淳
1
1順天堂大学・臨床病理
pp.712-713
発行日 1974年7月15日
Published Date 1974/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908593
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臨床検査成績に及ぼす薬剤の影響には薬剤による直接干渉(妨害)と間接干渉(妨害)があろう.検査室で問題となるのはこのうら直接干渉である.薬剤による直接干渉は,検体試料中に薬剤(薬剤代謝産物)が混入し,(1)検査目的物質の測定が不可能な場合,(2)測定はでき,結果も得られるが正確度の保証はないという場合である.
臨床検査のうち最も検査頻度の高い尿定性検査について,比較的検査室でみられる薬剤干渉例をあげてみよう.
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