研究
血清鉄松原改良法(国際標準法の改良)の測定経験
谷敷 輝夫
1
1北大医学部附属臨床検査技師学校
pp.304-306
発行日 1974年3月15日
Published Date 1974/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908471
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はじめに
血清鉄の測定は臨床検査室において重要な検査種目であり,測定技術の熟練を必要とするもののひとつである.
多忙な臨床検査室において簡便に血清鉄の測定が行えるようにと,直接法をキット化し市販されるようにもなった.しかし,多忙な臨床検査のなかで直接法キットの有用性が高いとはいえ,これまでの測定経験から種々問題点が含まれていると思われ,現時点においても,発色試薬にバソフェナンスロリンを用いる除タンパク法による測定方法が最もすぐれており,信頼しうる情報を得られるものと考える.
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