私たちの検査室
情報化時代にマッチした新システム!—東洋工業株式会社付属病院臨床病理研究検査科
pp.1639-1642
発行日 1973年12月15日
Published Date 1973/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908374
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東洋工業付属病院は,広島市の東南部の一角に位置する東洋工業株式会社本社(マツダ,自動車メーカー)の真向かいに設置され,現在,約3万8千名の従業員とその家族の診療と健康管理および地域住民の診療を行なっている中規模の総合病院である.
近年,急速に進展してきたモータリゼーションの中にあって,本社の規模も拡大し,生産も著しく増大し,従業員も激増してきて,これに対応する当付属病院もその機構や運用の限界に達するほどになった.そこでコンピューターを導入し,情報化時代にふさわしい合理的な新しい病院運営方式を開発し,病院管理,健康管理おび生体(臨床検査)情報処理に適用しようという運びになった.私たちの検査室も正確,迅速をモットーに日常検査を遂行する一方,常に新しい分野への挑戦も続けている.‘新しい臨床検査の技術と運営システム’Clinical Laboratory Sys-temの開発と導入と活用がその大きな課題の一つでもある.
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