Senior Course 血液
骨髄像の見かた,考えかた(11)
桑島 実
1
1日大臨床病理
pp.1544
発行日 1973年11月15日
Published Date 1973/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908350
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骨髄塗抹標本の所見が患者の病態を把握するための有力な情報となりうる場合は,巨赤芽球性貧血,白血病ことに無白血性白血病,多発性骨髄腫,悪性腫瘍の骨髄転移,ゴーシェ病などの脂質代謝異常,末梢血が再生不良性貧血様を呈する場合,鉄欠乏性貧血と含鉄赤芽球性貧血を鉄染色で区別する場合などで,その他の病態ではむしろ詳細な患者の病歴,身体所見,他の検査成績のほうがより意義があることが多い.
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