Senior Course 血液
骨髄像の見かた考えかた—(3)骨髄検査の手技
桑島 実
1
1日大臨床病理
pp.346
発行日 1973年3月15日
Published Date 1973/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908033
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骨髄検査のうちで最も基本になるものは,いうまでもなく塗抹標本のライト・ギムザ染色による細胞形態の観察である.他の染色法や位相差顕微鏡,電子顕微鏡を駆使した形態検査や骨髄培養などによる場合でも,ライト・ギムザ染色で得られた細胞形態を十分に把握しておかなければ混乱が生じる.しかし,定量検査と違い,形態検査では,個々の細胞の解釈や名称が人によって微妙なところで,食い違っている点にも留意する必要がある.細胞形態については後述することにし,ここでは骨髄穿刺液検査の代表的な方法について概説する.
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