霞が関だより・14
試験と免許と……
I K
pp.794
発行日 1973年7月15日
Published Date 1973/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908155
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去る2月11日の第7回理学療法士作業療法士国家試験(第1次試験)を最初に,そして5月19日の第3回視能訓練士国家試験を最後に,厚生省医務局で実施する全部で12種目に及ぶ医療関係者の48年春の国家試験が終了した.これら12種目の試験実施に伴う合格者の発表がつぎつぎに行なわれている.
試験合格者数を47年春の実績によってみれば,看護婦の11,489人を最高に,作業療法士の40人を最低として,全部で約28,000人となっている.受験者数あるいは合格者数は養成定員数と密接な関係にあることはいうまでもないが,このなかでも絶対数あるいは就業者数が不足している医師,歯科医師,看護婦については,今後とも養成施設の新設や既養成施設に対する定員増という措置が積極的に進められるであろうから,職種全体としての受験者数(合格者数)が一時的に減少するという事実があるとしても,再び増加の方向をたどることはまちがいないところである.(一時的減少を伴う職種としては,身分の制度化に伴う受験資格の特例が認められている臨床検査技師(最終期限,昭和52年12月末)などわずかにすぎない.)
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