カラーグラフ
赤血球系細胞の形態—Ⅱ.異常像
野村 武夫
1
1東京医歯大・第1内科
pp.928-929
発行日 1972年9月15日
Published Date 1972/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542907734
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今回は,異常な形態を呈する赤芽球を選んだ.悪性貧血の巨赤芽球,鉄欠乏時の赤芽球,ヘム合成に障害がある担鉄芽球性貧血の赤芽球,および腫瘍性変化をきたした赤白血病の赤芽球である.いずれも骨髄穿刺液塗抹標本上の所見であり,染色法は特に断わらないかぎり,Wright染色により,倍率はすべて同じに統一してある.
これらの赤芽球の形態学的特徴は,さきに解説を加えたとおりであり,正常の赤芽球と対比すれば,異常像がよくわかるはずである(本誌16巻8号,カラーグラフ,技術解説参照).
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