カラーグラフ
赤血球の形態異常と疾患
野村 武夫
1
1東京医科歯科大学・第1内科
pp.122-123
発行日 1978年2月15日
Published Date 1978/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914658
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末梢血液薄層塗抹普通染色標本を鏡検する場合に,いきなり白血球百分比を求めるのではなく,まず赤血球形態について十分な観察を行う習慣をつけておきたいものである.特有な赤血球形態から疾患診断への重要な手掛かりを得ることが決して少なくない.ここにはそのような例を幾つかあげてみることにした.いずれもWright染色を施した標本の視野を示しており,倍率は1,000倍に統一してある(図12のみは例外で400倍).
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