技術解説
マイクロタイターによるウイルスの微量中和反応
赤尾 頼幸
1
,
志賀 定祠
1
1国立予防衛生研究所ウイルス中央検査部抗原抗血清室
pp.459-470
発行日 1972年5月15日
Published Date 1972/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542907605
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マイクロタイター法は1954年にTakatsy1)らによって考案されたが,その後1962年にSever2)がこれを改良し紹介して以来,広くウイルスの血清学的検査に応用され,急速に普及した.
本法の利点は,(1)微量試料を用いて測定が可能であること,(2)従来の方法と比べて感度と精度に不都合がないこと,(3)操作が簡単で,特にダイリューターを用いて多数試料の希釈が同時にできること,(4)抗原や試薬が少量ですむので経済的であることなどがあげられる.
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