海外だより
米国の細胞診学校に学んで
安松 弘光
1
1東洋工業付属病院臨床病理研究検査科
pp.1128-1130
発行日 1971年11月15日
Published Date 1971/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542907369
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はじめに
1969年8月から1年間,ロスアンジェルス市にある南カリフォルニア大学(University ofSouthern California,略して通称USCという)の細胞診学校に入学し勉学する機会を得たので,この学校を含めて米国の細胞診学校の教育の概況ならびに米国における細胞診技師について紹介し,参考に供したいと思う.
ロスアンジェルス市は南カリフォルニアにあり,温暖で低湿度というめぐまれた気候のもとで,アメリカ西部の工業,商業の中心地として急速に発展の一途をたどっている都市である.USCの大学病院および医学校は大学本部とは離れてこのロスアンジェルス市の北東部にある.そして細胞診学校はこの大学病院の16階にある病理部門の細胞診部の中に設置されてある(図1).
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