研究
Zurkowski改良法による血清コレステロール測定試薬‘シカ403’の検討
坂野 重子
1
,
仁平 葉子
1
,
結城 光子
1
,
嶋村 真知子
2
1東女医大心研消化器病センター検査室
2中山がん研究所東京診療所
pp.1128-1130
発行日 1970年11月15日
Published Date 1970/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906969
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動脈硬化,高血圧など,成人病と関係が深いといわれている血清総コレステロールの測定は,今日では最も一般的な臨床検査の1つに数えられ,測定法は,北村らによって手堅く検討されたZak-Henly変法が,広く普及している.
このZak-Henly変法1-11)は,試薬も操作も単純で,わずかな練習期間で満足すべき測定精密度が得られ,また,他に種々ある測定法に比較すれば,重厚な実績を臨床検査の中に築いてきているなど,確かにかなりの批判に耐えうる方法である.そして,それらの信頼をもって,肝機能研究班の標準操作法としても取り上げられている.
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